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データ入稿ガイド【データ作成時のお願い】

データ入稿の際は注文とは別途、メール添付で送信していただきますようお願いいたします。メール送信の際は必ず御社名、もしくはお名前をご記入下さい。

※データサイズが3MBを超える場合、メールが正常に届かない恐れがあります。 その際はお手数ですが、「宅ふぁいる便」などの無料ファイル転送サービスをご利用下さい。

データ作成時のお願い

ファイルの保存形式などの留意点があります。

指定データ形式

文字のアウトライン化

同じ書体であってもバージョンによって微妙に字詰めなどが変化することがあります。文字は全てアウトライン化された状態が一番安全ですので、プリンターで最終出力確認をした後、アウトライン化してご入稿下さい。

同じ文字列でアウトラインできる文字とアウトライン化できない文字が混在している場合、文字が飛んでしまいます。この様なトラブルが発生しないようご注意下さい。

色指定、画像はCMYK

RGBモードの画像や色指定はセッター出力時に自動的にCMYKに分解されますが、色のチェックや補正ができません。

画像はリンクで配置

大きな画像データをIllustrator上でラスタライズ又は画像を埋め込むとIllustratorに負担がかかり、作業効率が悪くなります。また、 画像に補正や修正を施す場合にも手間がかかります。

【塗り足し】を作成

ベタ部分や平アミ部分の塗り足しはすぐに修正できますが、画像の場合は ほとんどの場合、追加修正が不可能です。

慣例上、塗り足しは3mmとなっていますが製本や折り加工がなければ1mmでも問題ありません。断ち仕上げサイズちょうどの所にベタや写真がある場合、印刷時の微妙な用紙のブレや断裁時のブレが発生するため、余裕を持たせましょう。印刷物は決して一枚づつ切っているわけではありません。

トリムマークを付ける

切りトンボ、折トンボなどが印刷や加工作業の中でもっとも基準となる不可欠なものです。完成イメージとブレを生じさせないためにも、仕上げ位置、折り位置は必ず分かるようデータを作成しましょう。

罫線は「線」で設定

罫線を「線」で色設定せず「塗り」で設定している場合があります。画面やプリンターでは線は認識されますが、セッターでは出力されません。細い罫(0.2p以下)も保証できません。

画像解像度

画像解像度をdpiでなく、dpc(cm)で設定されている場合があります。 重いデータは非常に作業効率が悪くなります。 適切な解像度に設定して下さい。

リッチブラック

4色ベタは汚れやトラブルの原因です。 リッチブラックが必要な場合はインク総容量は340%までに押さえた方が何かと無難です。

オーバープリント処理

黒には自動でその処理がかかりますので、黒100%がノセ処理になると不都合な場合はその処理をされるか、事前にその箇所をお知らせ下さい。

カンプとデータ

最終保存時の出力紙がない場合はデータは印刷しないものと見なします。必ずデータとカンプは同じものをご用意下さい。

色の確認

色にシビアなお仕事は必ず色校正を お願いします。弊社簡易色校正(インクチェッカー)、本紙校正も格安で請けたまっています。色校は、別途費用が発生します。

ソフトのバージョン

注文時に必ずIllustratorのバージョンをお知らせ下さい。また、対応ソフト欄に説明がありますので必ずお読み下さい。

画像保存時の圧縮・解像度

画像の解像度はカラーとグレイスケールで 300~350dpi で設定して下さい。この解像度は原寸で使用したときのものです。配置時に拡大や縮小をすれば実質解像度は変化しますので注意して下さい。

モノクロ2諧調は1200dpiでOKです。解像度が高いと写真がきれいだという通念 がありますが、ボケた写真はいくら解像度を高くスキャンしてもボケたままです。原稿がシャープなもの(リバーサルポジとかフォントを直接打ち込んだもの) は解像度を上げることでシャープ性が高まりますが、それも限界と制約があります。(出力線数が175lin)

「pixels/inch」を「350-pixels/cm」で設定したデータが時々あります。 これは数倍、データが重くなるので注意下さい。

圧縮してデータをシェイプアップされる場合は、EPS保存時のオプション圧縮をご利用下さい。「最高画質の圧縮」でしたら劣化はほとんどありませ ん。但し、各種フィルタで画像に様々な処理をかける場合は、圧縮された画像を呼び出さずに、ノン圧縮のマザーデータをご使用下さい。

「バイナリ」保存でも下の3ケ所にはチェックを入れないで下さい。不都合が生じます。

RGB⇒CMYK変換について

モニター上で発光しているRGB(赤・緑・青)の3色を、印刷用のインクCMYKの4色に置き換える(分解する)ことは物理的に出来ません。

下記の画像はAdobe Illustrator 8のカラー見本です。[A]はRGBのまま[B]はCMYKに分解したものです。[A]の上段左の6色はRGBの原色の組合せ色です。黄丸中の色域は[B]のCMYKではかなりの変化(くすみ)が生じています。この蛍光色は各種プリンターではかなり再現されているものの、現状の4色印刷機で使用しているインキでは再現できません。

色見本比較

※左[A]が RGBのままの画像、右[B]が 一度CMYKに分解した画像。
分解はファイル/カラー設定/YMCK設定/UCR-80%-340

※左[A]が RGBのままの画像、右[B]が 一度CMYKに分解した画像。

RGB画像の空の部分は概してこの蛍光のブルーが多くなります。
やや紫にくすんだ領域は色調補正して使用して下さい。