2023/8/1
カテゴリー:デザイナーが教える、うちわデザインのコツ
うちわのデザインを制作するうえで重要な配色について、基本編では色相環で色の関係性をご説明しました。
今回は上級編となる「メインカラー、ベースカラー、アクセントカラー」の使い方について解説します。
上記のようにベースカラーの占める割合が大きいのですが、実際に配色する際は
まずメインカラーを決定します。うちわを配るターゲットユーザーを想定し、
気に入ってもらえそうな色を選びましょう。
その次に背景となるベースカラーを決め、最後にデザインのポイントとなる
アクセントカラーを決めていきます。
たとえばメインカラーを緑色に決めたとします。
次にベースカラーはメインカラーと同じ色で色相を明るくした黄緑や、
近似色の黄色、もしくはまあまあ近いオレンジの薄い色で無彩色に近づけるなど、いろいろなバリエーションが考えられます。
最後はアクセントカラーですが、メインカラーの補色であるピンクや、
ベースカラーが黄色の場合、その反対色である青色を使うと
とても目立ちやすくなりますね。
基本の3色以外に色を使う場合
メインカラー、ベースカラー、アクセントカラーはあくまで基本となる3色です。
実際にうちわを制作するときには3つ以上の色が必要になってくるかと思いますが、
基本色が決まっていると、全体にまとまりが良くなります。
また、3色以上を使う場合は決めた基本色の近似色や明度を変えたものなどを使うと
あまりごちゃごちゃした印象にならずにすみます。